【旅行記】西伊豆・戸田で釣りと車中泊 ~くるら戸田~(その2)

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車中泊
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4月中旬、夫婦で西伊豆の戸田(へだ)を訪れ、道の駅『くるら戸田』で車中泊をしてきました。

戸田温泉『壱の湯』では日々の疲れを癒し、沼津の『内浦漁協直営いけすや』では〆たて新鮮なプリプリの活あじを堪能しました。

西伊豆の旅を検討されている方の参考になれば幸いです。

✔︎前回までのあらすじ

 NEOPASA駿河湾沼津で仮眠後、『びっくりドンキー』でモーニング
➡︎パワースポット『大瀬神社(おせじんじゃ)』を参拝
➡︎戸田にある食事処『まるさん』で海鮮ランチ
➡︎戸田漁港でサビキ釣り

宜しければ(その1)もご覧になっていただけると嬉しいです。

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温泉のある道の駅『くるら戸田』で車中泊

釣りの後、くるら戸田まで移動。
戸田漁港からは静岡県道18号・修善寺戸田線を直進、2〜3分ほどの場所にあります。

周囲には山が見え、落ち着いた雰囲気のある立地。
近くには警察署もあり、心なしか安心感がありました。

もちろんキャンプ行為は禁止。
テーブルや椅子を広げるなども厳禁です。

注意事項を守って、お泊まりさせていただきました。

『くるら戸田』について

くるら戸田は、2015年にオープンした沼津市戸田にある道の駅。
日帰りの温泉施設が併設されています。

周辺に大きなスーパーはありませんが、「セブンイレブン」やドラッグストア「ココカラファイン」が近く、ちょっとした買い物に便利でした。

駐車場のキャパは42台程。
駐車場がいっぱいで停められないかも…と心配していましたが、翌日が平日の為かスペースに余裕がありました。

ですが、人気の道の駅なので、休前日や大型連休などは混み合うかと思います。

駐車場の横には修善寺戸田線が通っており、道を挟んで消防署の出張所があります。
車中泊をする際は少し奥まった場所に駐車するのがおすすめ。

駐車場は平坦で傾斜がないので、快適に過ごすことができました。

売店や軽食コーナー、展示コーナーなどが入った建物は、木とコンクリート打ちっぱなしの和モダンな外観。

軽食コーナーでは、金目鯛の煮付けを使用したコロッケ入りの「キンメコロッケバーガー」や深海ザメのフライを挟んだ「深海ザメバーガー」、戸田で焙煎したコーヒー豆を使用した「焙煎コーヒー」や戸田の特産・橘のシロップを使用した「橘スカッシュ」など…。
地元の特産品がふんだんに使われています。

売店では戸田の特産品「戸田塩」を購入。
こじんまりとした空間ですが、戸田の名物やオリジナル商品などが厳選されていて、お土産を選ぶのも楽しいです。

24時間利用ができるな屋外のトイレ。
キレイにお掃除をされていて快適に利用できました。

✔︎営業時間

【軽食コーナー】10:00~18:00( ラストオーダー 17:30)
【売店】10:00~18:00
(定休日 無休)

※営業時間・定休日は変更される可能性があります。
『くるら戸田』のホームページで確認をお願いします。

戸田温泉『壱の湯』〜美肌の湯〜

くるら戸田に併設する温泉施設『壱の湯』は、戸田温泉を利用した源泉かけ流しの入浴施設。
源泉となっている戸田温泉は、昭和61(1986)年に湧き出た比較的新しい温泉なんだそう。

温泉施設『戸田温泉 壱の湯』はこちらの奥

シャンプー類やドライヤーもあります。
販売用のタオルやバスタオルもあるので、手ぶらで行かれても大丈夫です。

\『くるら戸田』のホームページより、温泉の画像をお借りしました/

男女別の内風呂や壺湯、露天風呂があります。洗い場も10ヶ所以上。
お湯は無色透明、温泉特有の「におい」は感じませんでした。

温泉は毎日お湯の入れ替えと清掃をされているとのこと。
脱衣所も清潔で気持ちよく利用する事ができました。

コインロッカーも完備。100円を入れて施錠、解錠時に返金されるシステムです。

✔︎効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病

温泉成分にナトリウムとカルシウムが多く含まれた「美肌の湯」。次の日も肌がツルツル。
その上、大人500円という良心的なお値段で嬉しい✨

この日の利用客は、観光客よりも地元の方が多いのかな…という印象でした。

こじんまりとしていますが、とても良いお湯で日頃の疲れが癒されました。
近くに行かれる方はぜひ〜。おすすめです!

建物前には、同じ源泉を使用した無料の足湯もあります。
足湯なら時間がなくても気軽に利用できますね!

戸田温泉 壱の湯

【営業時間】10:00〜21:00(最終受付 20:30)
※足湯は10:00~18:00(冬季は17:00終了)
【定休日】無休

【料金】大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 250円 未就学生無料

※営業時間・定休日は変更される可能性があります。
『戸田温泉 壱の湯』ホームページで確認をお願いします。

車内での過ごし方〜コンビニの夕食〜

くるら戸田の軽食コーナーのラストオーダーは夕方5時半。
営業時間に間に合わず、今回は近くのセブンイレブンで購入してきました。

こちらでの夕飯は、早めの時間にくるら戸田の軽食コーナーを利用する、近くのお食事処を利用する(※戸田漁港付近のお食事処は、夕方4〜5時には閉店してしまうところも多いです)、あらかじめ夕飯を用意しておく…などになるかと思います。

今回、車中泊をしたデリカスペースギアの車内。
イレクターパイプで作った簡易的なベッドと、テーブルがわりに木の板を置いています(後日の写真)。

このテーブルがなかなか便利で、就寝時は荷物置き場となってます。
まだまだ課題は盛り沢山。これから改良して過ごしやすい空間にしていきたい…(^_^;)

時期的に夜の車内が寒いのか暑いのか分からず、電気式毛布と扇風機を持参。
結果、使用したのは扇風機の方でした。

約1年半前に購入したEcoFlow(エコフロー)のポータブル電源を持参。
扇風機、電気ケトル、スマホや照明の充電など…電気が使えると何かと便利ですね。

アクセス

公共交通機関をご利用の場合
●東海道本線三島駅より伊豆箱根鉄道乗車。修善寺駅にて下車。所要時間約30分
●修善寺駅より東海バス 戸田行き方面に乗換。バス停 くるら戸田にて下車。所要時間約45分

お車でお越しの場合
●新東名高速道路 長泉・沼津ICより伊豆縦貫道経由。伊豆長岡ICより県道130号線経由。所要時間約70分

出典:道の駅『くるら戸田』

私たちは沼津市街から県道17号・沼津土肥線を通るルートで移動。
西伊豆の海岸線を通るルートなので、駿河湾や雄大な富士山の景色を眺めつつ移動できました。

途中、大瀬崎や富士山ビュースポットへ立ち寄ることもできるので、この行き方もおすすめですよ。

富士山絶景ポイント〜御浜岬周辺の散策と釣り〜

車中泊をした翌日の早朝、御浜岬に移動。
無料で利用できる広い駐車場が数ヶ所ありました。
(海水浴シーズンの令和5年7月15日(土)~8月27日(日)は駐車料金・普通車1台1500円)

御浜岬は戸田港を包むように延びる長さ約750mの半島。
伊豆半島ジオパークのジオスポットになっています。

御浜岬を散策

御浜岬の外海側に建つ『戸田灯台』。
真っ白い灯台と青い空のコントラストが目を惹きます。

海の向こうには、この日も富士山の姿。
ここは富士山越しに夕日を眺められる、最高のビュースポットです。

岬の先端には海に面した赤い鳥居。
航海・漁業者の守護神『諸口神社』が鎮座しています。

戸田観光協会より発行されている『戸田とき歩き』というマップにはこんな説明が…。

沖へ出る船は安全を祈願し、鳥居の前で湾内を3回廻ります。
タイミングが合えば、見ることができるかも⁉

出典:『戸田とき歩き』戸田観光協会

諸口神社の近くには『戸田造船郷土資料博物館』。幕末にロシア人と戸田の船大工により建造された、日本初の本格的洋式帆船「ヘダ号」の造船資料やロシアとの友好の歴史が展示されています。

駐車場から内海側へは松林を抜けていきます。

旧戸田村の天然記念物「根上りの松」。

内海側にある御浜海水浴場(みはまビーチ)は夏は海水浴場になる透明度バツグンの海岸。
エメラルドグリーンの海は小魚も見え、シュノーケリングに最適です。

砂浜には貸しボートもあり、こちらに乗って釣りをするのも楽しそう。

戸田塩の会『戸田塩』〜ミネラル豊富な駿河湾の恵み〜

くるら戸田の売店で購入した「戸田塩」。
その「戸田塩」の直売所『戸田塩の会』が御浜岬にあり、立ち寄りました。

ここ戸田では、古くから駿河湾の海水を利用した塩作りが盛んに行われていたそうです。
約1500年前、安康天皇(日本の第20代天皇)の病気の治癒に用いられたとの言い伝えもあるのだとか。

こちらで作られている「戸田塩」の原材料は、駿河湾の海水のみ。
添加物もゼロの伝統製法によって作られた自然海塩です。

\パッケージ裏に記載されていた栄養成分/

熱量 0Kcal脂質 0g食塩相当量 90.8gカルシウム 740mg
たんぱく質 0g炭水化物 0gマグネシウム 640mgカリウム 200mg
「富士山パワーソルト」の栄養成分表示(100gあたり)

地元のお母さん方が楽しそうに作業をされていましたが、実際「戸田塩」が出来るまでにはこんな地道な工程が必要なんですよね。

✔︎戸田塩ができるまでの工程
  1. 戸田港の沖合・水深20メートルから汲み上げてきた海水を、13〜15時間かけてひたすら薪を燃やして煮詰めます。
  2. 底に溜まった塩を何度も繰り返し網ですくいあげ、ゆっくりと水切りをし、水分を飛ばしていきます。
  3. 約1ヶ月間、クラッシック音楽を聴かせながらゆっくりと塩を寝かせ、熟成させます。
  4. 梱包作業も全て手作業、塩が出来上がるまでに約1ヶ月半の歳月がかかります。

1回の採塩で少量の塩しか採ることができないそう。
手間暇と愛情を込められた工程を知り、これは大切にいただかないと…と思いました。

予約制ですが、“塩すくい体験”なども出来るようです。

まろやかで優しい味のお塩。
我が家ではお豆腐に胡麻油と戸田塩、トマトやきゅうり・トウモロコシに戸田塩など…ほぼ毎日のようにいただいてますよ。

今回購入した「富士山パワーソルト」は、富士山の見えるパワースポットで富士山サンシャインを浴びさせたものだとか。パッケージの写真は、御浜岬から眺めた富士山なんだそうです。

直売所なので、お値段はどこよりもお手頃。
追加でお土産用のお塩や塩飴などを購入しました。

✔︎営業時間

8:30~15:30
(定休日は毎週水曜日、また荒天・強風時)

※営業時間・定休日は変更される可能性があります。
『NPO戸田塩の会』ホームページで確認をお願いします。

御浜岬と戸田漁港での釣り

御浜岬の外海側は青物が回遊するスポットだそう。

ただ足場は悪く、大きな石がゴロゴロとしています。
初めての釣り場なので、勝手がわからず、とりあえずジグサビキで釣りをしていた旦那。

場所を移動しようとゴロタ場を歩いていた時に、つまづいて竿先を折ってしまったんだとか(*_*)

20年前に買った竿ということと、怪我をしなかったということで良しとしますか💦
残念ですが、ここでの釣りはまた次回リベンジします。

その後、前日に釣りをした戸田漁港で少しだけサビキ釣り。

この日は、多くの漁船が行き交っていました。
大きなかっこいい船の姿も見えました。

足元には小さな鯖の群れ。
釣り糸を垂らすと、この小鯖や念仏鯛は掛かるといった感じでした。

釣れた小鯖です。

釣果はこんなところでした(^_^;)
もう少し、色々調べて出直してきたいと思います。

沼津『内浦漁港直営いけすや』の活アジが美味しすぎた!

最終日のランチは帰路につきつつ、『内浦漁港直営いけすや』へ。

『内浦漁港直営いけすや』について

内浦漁港は、真鯵の養殖において日本一の生産量を誇っているのだとか。

海上に設置された養殖場から直接お店の水槽へ搬入されるため、〆たての新鮮なプリプリ食感の活あじが堪能できます。

お店の前は波穏やかな内浦湾が広がっています。のどかな漁港の雰囲気で癒されます。

店舗海側、向かって右端の一角が待合所。左奥にはテラス席があります。

今回、私たちは店内の席に通されましたが、テラス席で海を見ながらいただくのもいいですね。
テラス席はペット同伴可能とのことなので、ワンちゃん連れの方にもオススメです。

『いけすや』の整理券システム〜漁師の本気のまご茶定食〜

まず、店内入口の右側に設置された整理券発券機で受付。
受付票のバーコードリーダーを読み込むと、スマホなどから待ち状況をリアルタイムで確認できるので便利。

待ち時間は20分ほどで順番が回ってきました。

番号が呼ばれると、すぐに精算所で注文とお支払いになります。
待合所にはメニュー表が用意されているので、あらかじめ注文するものを決めておきます。

私たちが注文したのは「漁師の本気のまご茶定食」(1,210円)
お盆には二杯目のご飯とアジ、薬味が用意されています。

まず一杯目は〆たての活アジをそのまま丼でいただきます。
ツヤツヤな見た目にプリプリとした食感。もちろん、臭みなどは全く感じませんでした。
適度に油ものっていてほんとに美味しい〜( ´∀`)

そして二杯目は説明書を見つつネタ作り。
熱々のお湯をかけ「まご茶(お茶漬け風)」にしていただきます。
一杯目とはまた違った食感で美味、二杯目なのに余裕で完食。

1度に2種類の味が楽しめるので、お得感がありましたよ〜。

この日は平日でしたが、12時半の時点で数量限定「二食感活あじ丼」や「沼津サバ竜田揚げ」はすでに売り切れていました。
かなりの人気店なので、早めの時間に行かれることをおすすめします。

ちなみに…こちらは食堂の開店2時間前から受付ができるのだそう。

近くには『伊豆・三津シーパラダイス』や『あわしまマリンパーク』などの観光スポットもあります。
先に受付を済ませてから遊びに行かれると、時間を効率的に使えて便利ですね!

待ち時間も内浦湾を眺めたり、物販のコーナーで干物やお土産を見ていたりしたので、あっという間に順番が回ってきました。

ぜひ、新鮮なアジを食べに行かれてはいかがでしょうか。

✔︎営業時間

【食堂】11:00 ~ 15:00( ラストオーダー 14:30)
【物販】09:00 ~ 16:00
(定休日は水曜日・木曜日)

※営業時間・定休日は変更される可能性があります。
『内浦漁協直営いけすや』のホームページで確認をお願いします。

西伊豆旅のまとめ

急遽決まった西伊豆の旅でしたが、美味しい海の幸をいただき、雄大な自然に癒されて最高の旅に。
今回の旅で、西伊豆という場所が大好きになりました。

今後、実現したいプランとしては、戸田から堂ヶ島をまわり南伊豆へ。
その後は東伊豆へ行くという伊豆一周の旅に出たいなぁ…と想像を膨らませています。
実現できるよう、頑張っていかないとですね。

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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